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松原 章浩; 西澤 章光*; 鈴木 元孝*; 國分 陽子; 石丸 恒存; 花木 達美
第13回AMSシンポジウム報告書, p.120 - 123, 2011/01
東濃地科学センターでは、地層の隆起・侵食速度の評価にかかわる基盤岩の露出年代の推定などに向け、当加速器(NEC製タンデム型15SDH-2ペレトロン最大電圧:5.0MV)によるBe測定の技術基盤の整備を進めている。電離箱設定の最適化や試験測定を重ねた。その結果、その技術基盤の整備がほぼ完了した。発表では、異なる同位体比Be/Beを有する標準試料を用いた代表的な試験測定や実試料を用いた試験測定の結果について紹介する。
石丸 恒存; 國分 陽子; 松原 章浩; 花木 達美; 安江 健一; 西澤 章光*; 鈴木 元孝*; 大脇 好夫*; 西尾 智博*
第13回AMSシンポジウム報告書, p.11 - 14, 2011/01
日本原子力研究開発機構東濃地科学センターでは、高レベル放射性廃棄物の地層処分にかかわる基盤研究の一環として、原子力機構内で行われる地層や地下水などを対象とした地球科学的研究を行うために、JAEA-AMS-TONOによる放射性炭素(C)の測定を行っている。この他、施設供用利用制度により外部機関の研究にも利用されている。また、近年ではベリリウム-10(Be)の測定技術開発にも取り組んでいる。本発表ではCルーチン測定及びBe測定技術の整備に関する平成22年度の運転状況及び利用研究について報告する。
鈴木 崇史; 乙坂 重嘉; 外川 織彦
第13回AMSシンポジウム報告書, p.69 - 72, 2011/01
地球環境中でのIの循環過程を理解する目的で、日本海における亜寒帯前線の北部と南部の表面海水中のI濃度を測定した。水深100m以浅の平均I濃度は北部と南部でそれぞれ1.910atoms/m及び1.510atoms/mであり、北部のI濃度が南部のそれより高かった。この濃度分布は核実験起源核種であるC, Sr及びCsの分布と異なっていた。すなわちIの濃度分布は核実験起源だけでは説明できないことを意味している。核実験以外のIの起源はおもに再処理工場であること、日本海の北部で高濃度であったことを考慮すると、ヨーロッパの再処理工場から放出されたIが沈着することによりこのような濃度分布になったと考えられる。
田中 孝幸; 甲 昭二; 木下 尚喜; 鈴木 崇史; 桑原 潤; 関 武雄
第13回AMSシンポジウム報告書, p.129 - 132, 2011/01
日本原子力研究開発機構青森研究開発センターにある加速器質量分析装置(JAEA-AMS-MUTSU)は、平成9年に設置され、C測定については平成11年、I測定については平成15年から定常運転を開始した。平成18年度からは外部利用者が利用可能な供用施設となり、多くの利用者によりさまざまな研究活動に利用されるようになっている。本講演では、JAEA-AMS-MUTSUの現状を報告する。施設供用制度開始から5年間は、平成21年度を除き、順調に測定数を増加させた。しかし、平成21年度の測定数の減少は、制御システムの更新により、約1.5か月間、加速器を停止させたこと、検出器のアンプの故障により、数か月間、C測定が不可能であったことによるものである。現在は、問題も解消し、C及びIともに順調に測定している。